これまで賃貸で暮らしていた友人が新築一戸建てを購入したので、ぜひ遊びに来てほしいといってくれました。しばらく連絡を取っていなかった間に、住宅の購入をしていたので、少し驚いています。
私は築年数の経過した木造家屋に住んでいるだけに、夫婦と子供とで新築の住まいで暮らせることに憧れを抱きました。
しかし、友人の年齢や家族構成、そして最近の住宅ローンの低金利からすると、確かに今が住まいの買い時なのかなとも思います。
しかし彼は転勤の可能性のある仕事をしているはずなので、もし万が一人事移動になれば住まいを売却するか貸すかのいずれかを選ばなくなるはずです。
本人はどちらかというと慎重な性格ですから、恐らくは賃貸から広い家に移り住みたいと、さんざん奥さんにせがまれたのだろうと思うと、素直に新築一戸建ての購入を祝えない気持ちがよぎってもしまい、どこか不安を感じています。
私自身が住宅の購入の経験がないだけに大それたことは言えません。しかし多くの人にとって、住宅の購入とは、ローンの契約をすることによって住まいを先行して手にすることができているはずです。
それだけに、住まいを購入したのではなく、借金をしたというのが本当のことだと思います。しかもそのの借金は定年の直前まで続くわけですから、返済は長く険しいものとなります。
そう思うからこそ、なるべくなら住宅ローンを利用したくないと考えています。
この度、新築一戸建ての購入と引き換えに、友人が長く険しい住宅ローンの返済を開始しました。もちろん大切な友人ですから、新しい住まいで幸せに暮らして欲しいと願っています。
それとともにしっかりと健康管理をして家族のためにも安心できるようにすることがこれまで以上に期待をします。
どうしても親しい友人の生活の変化というのは、必要以上に心配になってしまいます。